ウォーターマーク

PreEmptive Protection™ DashO™ for Android & Java では、ソフトウェアにウォーターマークを設定することができます。 ウォーターマークは、実行時の動作に影響を与えることなく、データをアプリケーションに目立たないように埋め込みます。 アプリケーションにウォーターマークを設定する方法には 2 つがあります。つまり、DashO GUI の PreMark™ ページを使用するか、PreMark コマンド ライン ユーティリティを使用することで、クラスを処理する際にウォーターマークを適用するように DashO を構成します。

メモ：ウォーターマークの設定は Android モードでは使用できません。

DashO GUI で構成されたウォーターマークは、DashO によりすべての jar 出力に適用されます。 ウォーターマークはディレクトリや APK には適用できないため、配布しようとしているソフトウェアのさまざまなコピー間でウォーターマークを変更したい場合には通常、ウォーターマークは最良の選択肢にはなりません。 ウォーターマークは、著作権などの情報に適しています。

PreMark コマンド ライン ユーティリティでは、ウォーターマークは既存の jar に配置されます。 ウォーターマークを機能させるために jar を DashO で難読化しておく必要はありません。 jar を追跡可能にするために、jar の各コピーにシリアル番号などの異なるウォーターマークを簡単に適用することもできます。

ウォーターマーク オプション

DashO GUI と PreMark コマンド ライン ユーティリティのどちらを使用している場合でも、以下のオプションが構成可能です。

ウォーターマーク

ウォーターマークは、出力 jar に埋め込まれる文字列です。 ウォーターマークには、選択した文字コードでエンコードされた文字を含めることができます。

オーバーフローの動作

jar に格納できるウォーターマークのサイズ（つまり文字数）は、以下の要因によって決定されます。

• jar のサイズと複雑性
• 使用する文字コードのサイズ
• ウォーターマークをパスフレーズで暗号化するかどうか

DashO は、出力 jar を生成した後でのみ、それにウォーターマークを格納できるかどうかを判定できます。 指定したウォーターマーク文字列が jar に格納できない場合は、エラー メッセージを表示してビルドが停止するか、できるだけ多くの文字を使ってウォーターマークを切り捨てて警告メッセージを発行するように、DashO を構成することができます。

文字コード

DashO では、PreMark に対し、異なる文字セットを提供する 5 つの異なる文字コードが定義されています。 より複雑な文字セットを使用する場合は、1 文字あたりのビット数を大きくしなければならなくなるため、よりシンプルな文字コードで使用できるのと同じ文字数をウォーターマーク内で使用できなくなります。

パスフレーズ

ウォーターマークを暗号化および復号化するためのパスフレーズを指定することができます。 パスフレーズを使用すると、ウォーターマークにさらに多くの領域が必要になるので、指定の jar のウォーターマークに格納できる文字数が減ります。 暗号化アルゴリズムでは、一定のブロック サイズが必要なため、パスフレーズの長さを大きくしても、利用可能な文字数が減ることはありません。