アクティブ化
Dotfuscator Professional を使用するには、事前にライセンス キーを使用してアクティブ化しておく必要があります。
アクティブ化の方法
Dotfuscator のアクティブ化は、インストーラー、構成エディター、環境変数、または Dotfuscator 起動時の引数を使用して行えます。
インストール時
Dotfuscator のインストール終了後、インストーラーからライセンス キーの入力を求められます。
インストーラーを使ってアクティブ化すると、今後そのコンピューターで Dotfuscator を実行するためにライセンス キーが保存されるため、再度キーを入力する必要がありません。
構成エディター内
Dotfuscator 構成エディターを実行したときに、まだアクティブ化していない場合は、構成エディターからライセンス キーの入力を求められます。
構成エディターを使ってアクティブ化すると、今後そのコンピューターで Dotfuscator を実行するためにライセンス キーが保存されるため、再度キーを入力する必要がありません。
環境変数を使用
ライセンス キーを格納するための環境変数 DOTFUSCATOR_LICENSE
を設定することができます。
変数を設定すると、Dotfuscator は実行ごとに、変数に格納されているライセンス キーを使って自身をアクティブ化します。
これは、動的にプロビジョニングされたビルド エージェントで Dotfuscator をアクティブ化する場合に有用です。この場合、変数はビルド システムで自動的に設定できます。 動的にプロビジョニングされたビルド エージェントでアクティブ化する場合、当該のライセンスはフローティング ライセンスである必要があります。
Dotfuscator は、環境変数からライセンス キーを読み取っても保存しません。 後で変数の設定を解除した場合は、他のいずれかの方法で Dotfuscator をアクティブ化する必要があります。
引数を使用
Dotfuscator のさまざまなビルド インターフェイスに明示的にライセンス キーを渡すことができます。 これには、次の方法があります。
MSBuild ターゲットを使用する場合は、
DotfuscatorLicense
MSBuild プロパティを設定する。MSBuild の Dotfuscate タスクの
License
パラメーターを設定する。Dotfuscator コマンド ラインの
/license
引数を使用する。
これらの引数は、動的にプロビジョニングされたビルド エージェントで Dotfuscator をアクティブ化する場合に有用です。この場合、引数は無人ビルド スクリプトで設定できます。 動的にプロビジョニングされたビルド エージェントでアクティブ化する場合、当該のライセンスはフローティング ライセンスである必要があります。
これらの引数を使用した場合、Dotfuscator は今後の実行のためにライセンス キーを保存しません。 上記の方法を使用する場合は、常にライセンス キーを提供するか、あるいは他のいずれかの方法で Dotfuscator をアクティブ化する必要があります。
優先順位
Dotfuscator は実行時に、次のようにライセンス キーおよび登録情報を取得します。
現在の実行にライセンス キー引数が設定されている場合は、その引数の値を使用して、この実行に対してのみ Dotfuscator をアクティブ化します。
そうでなく、
DOTFUSCATOR_LICENSE
環境変数が設定されている場合は、その変数の値を使用して、この実行に対してのみ Dotfuscator をアクティブ化します。そうでなく、以前にこのコンピューター上でインストーラーまたは構成エディターによって Dotfuscator がアクティブ化されている場合は、その登録情報が使用されます。
そうでなく、実行が構成エディターである場合は、ライセンス キーの入力を求められます。 このキーは、当コンピューターに対して Dotfuscator をアクティブ化するために使用され、今後の実行のために登録情報に保存されます。
上記以外の場合は、Dotfuscator でエラーが発生します。
インターネット接続の要件
PreEmptive のサーバーでライセンス キーを確認するため、アクティブ化にはインターネット接続が必要です。 また、フローティング ライセンスは、Dotfuscator の実行時にアクティブなインターネット接続を必要とします。
ネットワーク接続が一時的に切断される問題によってビルド エラーが発生することを防ぐために、MSBuild ターゲット、MSBuild タスク、およびコマンド ライン インターフェイスは、しばらく待った後に失敗した接続を再試行するようにしています。 再試行後も接続できない場合は、ネットワークの問題を説明するエラー メッセージを表示してビルドが失敗します。
サブスクリプションの更新
Dotfuscator をアクティブ化すると、PreEmptive のサーバーからユーザー登録情報がダウンロードされます。 サブスクリプションをお持ちでその有効期限が切れている場合は、更新するよう求められます。
サブスクリプションの有効期限が切れても更新しなかった場合には、Dotfuscator 構成エディターは機能縮小モードで実行されます。 サブスクリプションの対処が必要な場合には、構成エディターのステータス バーに警告が表示され、適切なリソースへのリンクが提供されます。 サブスクリプションを更新したら、Dotfuscator 構成エディターを再起動します。PreEmptive のサーバーから更新された情報がダウンロードされ、構成エディターは再び全機能モードで実行されます。
フローティング ライセンス
Dotfuscator のライセンス機能は、現代の開発手法とともに進化してきました。 現在、開発者は多数のコンピューター上でソフトウェアをビルドするため、Dotfuscator は「フローティング ライセンス」と呼ばれる、新しい種類のサブスクリプション ライセンスをサポートしています。
限られた数のコンピューター上でしかアクティブ化できない、従来のサブスクリプション ライセンスとは異なり、フローティング ライセンスは、所属のチームが必要とするだけのビルド エージェントで使用することができます。 これにより、所有していないエージェントも含め、自動ビルド システムの一部として動的にプロビジョニングされたビルド エージェントで Dotfuscator を使用することが可能になります。 詳細については、ビルド エージェントの考慮事項を参照してください。
フローティング ライセンスを使用している場合は、Dotfuscator を実行するたびに PreEmptive Solutions のサーバーでサブスクリプションが確認されます。 そのため、フローティング ライセンスを使用する場合には、アクティブなインターネット接続が必要となります。
ライセンスの詳細については、PreEmptive Solutions にご連絡ください。