機能の追跡
機能の追跡は、アプリケーションの特定の機能がユーザーによって実行されたときに、コードを差し込まれたアプリケーションがそれを追跡できるようにするインストルメンテーション機能です。
構成
機能を追跡するには
in-code 属性または拡張属性を使って、
FeatureAttribute
を適切なメソッドに追加します。これらの属性のプロパティを適切に構成します。
Dotfuscator 構成をビルドします。
これで、出力アセンブリには、機能追跡用の差し込みコードが含まれます。
サポートされるアプリケーションの種類
機能の追跡は、インストルメンテーションでサポートされるすべてのアセンブリに含まれるメソッドで使用できます。
名前
機能は機能名で識別されます。この名前は大文字と小文字の違い、および空白の有無が区別されます。 1 つのセッションで 1 つの機能を複数回追跡できます。これは、同じメソッドを複数回呼び出したり、同じ機能名を持つ異なるメソッドを呼び出したりすることが可能です。
イベントの種類
機能には、2 つの基本的な種類があります。
- Feature Tick:アトミック イベント。期間の情報はありません。
- 機能の開始/停止:特定の期間にわたって実行される機能。
機能の開始ポイントと停止ポイントは別々にマークされるので、正しく関連付けるために同じ機能名を持っている必要があります。
Start イベントの
FeatureAttribute
と Stop イベントのFeatureAttribute
は、必要であれば、同じメソッドに置くこともできます。 Start イベントのコードと Stop イベントのコードは、アノテーションが付けられたメソッドの最初と最後にそれぞれ差し込まれます。
メッセージ
Feature Ticks が持っているメッセージの種類は、それ自身の 1 つのみです。 機能の開始/停止が持っているメッセージの種類は、Feature Start と Feature Stop の 2 つです。
Feature Tick
"Tick" の FeatureEventType を指定した FeatureAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが開始するときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
これはアトミック イベントを示します。
以下のデータを含んでいます。
- セッション ID
- タイムスタンプ
- 機能名
- 拡張キー(構成されている場合)
Feature Start
"Start" の FeatureEventType を指定した FeatureAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが開始するときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
これは機能の開始を示します。
以下のデータを含んでいます。
Feature Stop
"Stop" の FeatureEventType を指定した FeatureAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが終了するときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
これは機能の終了を示します。
以下のデータを含んでいます。