セッションの追跡
インストルメンテーションの最も基本的な機能は、コードが差し込まれたアプリケーションのセッションを追跡することです。
構成
セッションを追跡するには
Dotfuscator 構成で以下のインストルメンテーション オプションを有効にします。
in-code 属性または拡張属性を使って以下をコードに追加します。
SetupAttribute
を、アプリケーションの開始を示すメソッドに置きます。TeardownAttribute
を、そのメソッドの終了がアプリケーションの終了を示すメソッドに置きます。BusinessAttribute
とApplicationAttribute
を、SetupAttribute
を含んでいるアセンブリに置きます。
これらの属性のプロパティを適切に構成します。
Dotfuscator 構成をビルドします。
これで、出力アセンブリには、セッション追跡用の差し込みコードが含まれます。
サポートされるアプリケーションの種類
セッションの追跡は、インストルメンテーションでサポートされるすべてのアセンブリに含まれるメソッドで使用できます。
メッセージ
セッションの追跡では、セッションの開始とセッションの停止という 2 種類のメッセージが生成されます。
さらに、SignOfLifeAttribute
により、3 種類目のメッセージである Sign of Life が生成されます。
メモ:いくつかの PreEmptive Analytics API では、"セッション" と "アプリケーションの実行" が区別されます。 Dotfuscator で差し込まれるコードは、セッションとアプリケーションの実行を同じものと見なすため、指定されたセッション メッセージと共に追加のアプリケーション実行メッセージも送信します。
セッションの開始
SetupAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが開始するときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
これはセッションの開始を示します。
以下のデータを含んでいます。
- セッション ID
- タイムスタンプ
- ユーザー名(PII を除くように構成されている場合はハッシュされます)
- .NET ランタイムのバージョン
- OS 情報
- 名前
- インストール日付
- ロケール(
en-US
など)
- 拡張キー(構成されている場合)
セッションの停止
TeardownAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが終了するときに、ユーザーがセットアップ時にオプトアウトしていなかったのであれば、生成されます。
これはセッションの終了を示します。
以下のデータを含んでいます。
- セッション ID
- タイムスタンプ
- ユーザー名(PII を除くように構成されている場合はハッシュされます)
- .NET ランタイムのバージョン
- OS 情報
- 名前
- インストール日付
- ロケール(
en-US
など)
- 拡張キー(構成されている場合)
Sign of Life
SignOfLifeAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが開始するときに生成されます。
アプリケーションが実行中であることを示します。
この機能を使用するには、Shelf Life Activation Key が必要です。
以下のデータを含んでいます。
- セッション ID
- タイムスタンプ
- Shelf Life Activation Key の ID
- 拡張キー(構成されている場合)
メモ:[Analytics バージョン]オプションが v4(既定値)の場合、このメッセージは "ShelfLife.SignOfLife" という名前の Feature Tick メッセージとしてエンドポイントに表示されます。