システム メトリック
Dotfuscator には、コードが差し込まれたアプリケーションからシステム メトリックを報告する機能がいくつか用意されています。 セッションの追跡機能を使用している場合は、セッションの開始メッセージに .NET ランタイム バージョンといくつかの基本的な OS 情報が含まれます。 詳細なメトリックが必要な場合に備えて、Dotfuscator には、コードが差し込まれたアプリケーションを実行しているシステムに関する情報を報告するための、システム プロファイル レポート機能とパフォーマンス メトリック レポート機能も用意されています。
パフォーマンス メトリック レポート
この機能を使用して、コードが差し込まれたアプリケーションの実行中にパフォーマンスに関連する情報を収集し、送信することができます。
構成
コードが差し込まれたアプリケーションのパフォーマンス メトリックを報告するには
in-code 属性または拡張属性を使って、
PerformanceProbeAttribute
を適切するメソッドに追加します。これらの属性のプロパティを適切に構成します。
Dotfuscator 構成をビルドします。
これで、出力アセンブリには、パフォーマンス メトリックを報告するための差し込みコードが含まれます。
サポートされるアプリケーションの種類
パフォーマンス メトリック レポートは、インストルメンテーションでサポートされるすべてのアセンブリに含まれるメソッドで使用できます。
パフォーマンス メトリック メッセージ
PerformanceProbeAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが実行されたときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
以下のデータを含んでいます。
- セッション ID
- タイムスタンプ
- CPU 使用率
- 利用可能なメモリ
- 現在のプロセスで使用されているメモリ
- 拡張キー(構成されている場合)
システム プロファイル レポート
この機能を使用して、アプリケーションが実行されているシステムに関する情報を収集し、送信することができます。 通常、このデータは、アプリケーションの実行中に 1 回だけ収集する必要があります。
構成
システム プロファイルを報告するには
in-code 属性または拡張属性を使って、
SystemProfileAttribute
を適切なメソッドに追加します。この属性のプロパティを適切に構成します。
Dotfuscator 構成をビルドします。
これで、出力アセンブリには、システム プロファイルを報告するための差し込みコードが含まれます。
サポートされるアプリケーションの種類
システム プロファイル レポートは、インストルメンテーションでサポートされるすべてのアセンブリに含まれるメソッドで使用できます。
システム プロファイル メッセージ
SystemProfileAttribute
でアノテーションが付けられたメソッドが実行されたときに、ユーザーがオプトアウトしていなければ、生成されます。
以下は、収集されるシステム データの種類の概要です。
カテゴリ | 収集されるデータの例 |
---|---|
プロセッサ | プロセッサ数、クロック速度、製造元、プロセッサ ID |
論理ディスク | 論理ディスク数、ボリューム名、サイズ、空き領域、ファイル システム |
メモリ | 速度、容量 |
ネットワーク アダプター | IP アドレス、MAC アドレス |
ドメイン | ドメインの名前と役割 |
ディスプレイ | 名前、リフレッシュ レート、垂直方向および水平方向の解像度 |
ビデオ | 名前、メモリ サイズ、色数 |
ターミナル サービス | 許可されている接続数 |
サウンド | 名前、製造元 |
モデム | モデル、デバイスの種類 |
さらに、拡張キーが構成されている場合には、これもメッセージと一緒に送信されます。