Dotfuscator クイック スタート ガイド

Dotfuscator のエディション

Dotfuscator には全機能を備えた Dotfuscator Professional Edition と、Visual Studio に含まれる無償の Dotfuscator Community Edition という 2 つのエディションがあります。このガイドは Dotfuscator Professional 向けに作成されていますが、概念レベルとしては Community Edition ユーザーにも役立ちます。無償版 Dotfuscator Community Edition をお使いの場合は、ここをクリックして Community Edition User Guide を表示してください。

Dotfuscator Community Edition では、基本的な名前変更による難読化、改ざん対策、デバッグ対策の手法やアプリケーションの監視を提供しています。Dotfuscator Professional では、Community Edition の機能を拡張するほか、さらに制御フローの難読化文字列の暗号化除去などの技術を備えています。

Community Edition と Professional の間の違いを示す完全なリストは、Dotfuscator エディションの比較を参照してください。

アプリケーションの保護

Dotfuscator は、アプリケーションを保護するためのマルチパートの手法を提供しています。それぞれのパートが保護戦略全体の重要なピースを提供します。パートは相互に補強し合い、1 つのパートが危害を受けた場合、他のパートは有効な保護を提供し続けて、アタッカーが目標を達成することをますます難しくします。また、それぞれのパートが、他の難読化製品で使用されている単純な技術を超えた高度な機能を備えています。

最初のパートは難読化で、これは次のように細分されます。

  1. 名前の変更
  2. 制御フロー
  3. 文字列の暗号化

保護の次のパートはチェックで、これは保護されたプログラムが実行しているときに発生します。プログラムは、攻撃者が改ざんやリバース エンジニアリングを試みていることを検出したら、独自のロジックで自身を防御することができます。チェックには以下のようなものがあります。

  1. 改ざんチェック
  2. デバッグ チェック
  3. Shelf Life チェック

残りのパートは、難読化の域を超えて、アプリケーション全体の保護を強化します。

  1. 不要コードの除去(別名「除去」)
  2. ウォーターマーク

Dotfuscator はまた、難読化されたアセンブリのビルド、配置、およびデバッグに役立つ機能を提供します。

  1. リンク
  2. 増分難読化
  3. 難読化されたコードのデバッグ

このガイドについて

あなたの最初の Dotfuscator プロジェクトにすばやく着手し実現できるようにするには、ここから始めます

このガイドには、Dotfuscator の主要機能の基本的な説明が記載されています。Dotfuscator のスタンドアロン GUI、コマンド ライン インターフェイス、および Visual Studio 統合 UI の使い方を学習します。最後に、難読化された出力を表示して検証する方法と、エラーのトラブルシューティングを行う方法を学習します。

このガイドの至る所に、メインの総合的な『Dotfuscator ユーザーズ ガイド』へのリンクがあります。ユーザーズ ガイドでは、クイック スタート ガイドのトピックについてさらに詳しく学ぶことができます。

『Dotfuscator ユーザーズ ガイド』は、オンラインで見つけることもできますが、Dotfuscator と一緒に次の場所にインストールされています。

C:\Program Files (x86)\PreEmptive Solutions\Dotfuscator Professional Edition 4.x\help\webframe.html

Dotfuscator バージョン 4.28.1.5015. Copyright © 2017 PreEmptive Solutions, LLC