ライセンス
JSDefender を使用するには、有効なライセンス キーが必要です。JSDefender を実行するには、JSDefender がキーにアクセスできる必要があります。また、JSDefender がライセンス サーバーにアクセスできるようにするにはインターネット接続が必要です。これは、JSDefender を実行するごとに行われます。
ライセンス キーを指定していない場合、またはライセンス キーが期限切れなどのために無効になっている場合は、JSDefender はエラー メッセージを出力して停止します。 ライセンスを取得または更新する手順については、PreEmptive までお問い合わせください。
ライセンスのアクティブ化は、ライセンスの種類によって異なる場合があります。
- ビルド ライセンスをお持ちの場合は、ライセンスはライセンス キー自体だけです。
- ユーザー ライセンスをお持ちの場合は、JSDefender に提供されたライセンスはライセンス キーとお客様の電子メール アドレスで構成されています。
ライセンスの指定方法
JSDefender では、いくつかの方法でライセンスを指定することができます。
- ライセンス キーを環境変数として設定する
- コマンド ライン オプションによってライセンス キーを設定する
- JSDefender 構成ファイルにライセンス キーを追加する
ライセンス キーを複数の方法で指定している場合には、JSDefender は次の順で検索して最初に見つかったキーを使用します。
- コマンド ライン オプション
- 構成ファイル/オブジェクト
- 環境変数
環境変数を使用
JSDEFENDER_LICENSE
環境変数をライセンスとして設定することができます。ライセンスは、コロンで区切られた電子メール アドレスを伴うものと、伴わないものがあります。
例:C3B940E5A00D492AAB45DD28091E9C53
電子メールあり: C3B940E5A00D492AAB45DD28091E9C53:my_email@test.com
コマンド ライン オプションを使用
コマンド ライン インターフェイスの --license
オプションは、JSDefender にライセンス キーを渡すのに使用できます。
ビルド ライセンスをお持ちの場合は、次のような形式になります。
jsdefender --license C3B940E5A00D492AAB45DD28091E9C53 [その他のオプション]
ユーザー ライセンスの場合は、電子メール アドレスも指定する必要があります。
jsdefender --license C3B940E5A00D492AAB45DD28091E9C53:my_email@test.com [その他のオプション]
構成プロパティを使用
構成ファイル/オブジェクトの license
プロパティおよび email
プロパティにライセンス情報を設定することができます。たとえば、次のように記述します。
{
"license": "C3B940E5A00D492AAB45DD28091E9C53",
"email": "my_email@test.com"
}
ライセンスの状態の表示
JSDefender は、保護を実行する前に、コマンド ラインにすべてのライセンス情報を表示します。
検証が成功すると、ライセンスの詳細が出力されます。バージョンの更新チェックの結果も表示されます。
接続エラーや、タイムアウト、ライセンスの検証問題の前には、ERROR タグが付けられます。その他の注意する問題(ライセンスの期限切れに対する警告など)の前には、WARNING が付けられます。
インターネット接続の要件
PreEmptive のライセンス サーバーでライセンス キーを確認するため、JSDefender はインターネット接続を必要とします。
ネットワーク接続が一時的に切断される問題によってビルド エラーが発生することを防ぐために、JSDefender は失敗した接続を 30 秒後に再試行するようにしています。再試行後も接続できない場合は、ネットワークの問題を説明するエラー メッセージを表示してビルドが失敗します。
既定では、ライセンス サーバーの応答が、計画済みメンテナンス中であることを示す場合、JSDefender は最長 30 分間 30 秒間隔で接続を再試行します。接続の再試行の間隔(遅延)およびタイムアウトの値は、以下の環境変数を使用して設定することができます。
JSDEFENDER_MAINTENANCE_RETRY_DELAY
変数には、接続の再試行の間隔(秒単位)を設定します。JSDEFENDER_MAINTENANCE_RETRY_TIMEOUT
変数には、接続エラーになるまでの再試行期間(分単位)を設定します。
どちらの値も正の整数値で設定する必要があります。
プレーン(認証されていない)プロキシまたは認証済みプロキシを使用してインターネットへ接続する必要がある場合は、以下の値を使用して環境変数 HTTPS_PROXY
を設定できます。
- 認証されていないプロキシ:
<protocol>://<address>:<port>
形式でプロキシを環境変数HTTPS_PROXY
に設定します。<protocol>
にはhttp
またはhttps
のいずれか、<address>
にはドメイン(例:your-domain.com)および<port>
には任意のポート(例:8500)を設定します。全体の設定例はhttps://your-domain.com:8500
のようになります。 - 認証済みのプロキシ:
<protocol>://<username>:<password>@<address>:<port>
形式でプロキシを環境変数HTTPS_PROXY
に設定します。<protocol>
にはhttp
またはhttps
のいずれか、<username>
にはプロキシのユーザー名(プレーン テキスト)、<password>
にはプロキシのパスワード(プレーン テキスト)、<address>
にはドメイン(例:your-domain.com)および<port>
には任意のポート(例:8500)を設定します。全体の設定例はhttps://johndoe:password123@your-domain.com:8500
のようになります。
更新プログラムの確認
JSDefender はライセンスの検証中、製品アップデートを確認しようとします。ライセンスの検証とは異なり、アップデートの確認中にネットワーク通信の問題が発生しても、JSDefender の実行は続行されます。
お使いの製品が最新でない場合、JSDefender はライセンス情報の後に、コンソールに警告を表示します。接続に失敗した場合は、接続エラー情報が代わりに表示されます。
更新プログラムの確認を無効にするには、JSDEFENDER_UPDATE_CHECKS
環境変数を false に設定するか、または次の行を構成ファイルに追加します。
{
"checkForUpdates": false
}
ライセンス キーと同様、このオプションを複数の方法で設定している場合には、JSDefender は次の順で検索して最初に見つかったキーを使用します。
- 構成ファイル/オブジェクト
- 環境変数