インストール
PreEmptive Protection™ DashO™ のインストーラーはすべて、ご自身のログイン アカウントを使って PreEmptive の Web サイトからダウンロードすることができます。 現在、Windows、macOS、および Linux / GNU 用のインストーラーを提供しています。 これらのインストーラーには AdoptOpenJDK JRE(11.0.17+8)が含まれており、DashO の実行時にこれが既定で使用されます。 また、DashO は、JRE を含まないアーカイブ形式(Zip アーカイブおよび Gzipped Tar アーカイブ)でも配布しています。 各インストーラーでは、DashO GUI を起動するための OS 固有のリンクを提供しているほか、適切な JRE が含まれているため、DashO が少し使いやすくなります。
インストーラーはメジャー バージョンとマイナー バージョンを区別するだけなので、バージョン 9.3.1 をインストールすると、バージョン 9.3.0 は置き換えられますが、バージョン 9.2.0 または 8.5.0 は置き換えられません。
システム要件
DashO を実行するためのシステム要件は次のとおりです。
- Java 8、11(推奨)以降。 DashO の Java 8 での実行のサポートは今後のリリースで削除される予定です。 Java の Oracle バージョンと OpenJDK バージョンはどちらもサポートされています (AdoptOpenJDK ビルドでテストを実施)。
- DashO の実行に使用されている Java のバージョンをサポートする、すべての Windows、macOS、Linux/GNU、または Unix システム。 インストーラーに含まれる AdoptOpenJDK JRE v11.0.11(64 ビット)は、ここに記載されているプラットフォームでサポートされています。
DashO は、Java または Kotlin のソースからコンパイルされた Java 1.3 ~ Java 18 のクラス ファイルの処理をサポートします。 DashO は、最低限 API レベル 16(v4.1)(以降)の Android アプリケーションおよびライブラリの処理をサポートします。 Java 5(以降)または Android v4.1(以降)のクラスにチェックを差し込むことができます。
メモ: モジュール対応の詳細については、Java モジュールを参照してください。
DashO は Apple Silicon ハードウェア上にインストールすることができます。付属の JVM は Rosetta を介して実行されます。 これは
DASHO_JAVA_HOME
を構成することにより Apple Silicon ベースの JVM で実行することもできます。
インストーラー
Windows (.exe)
インストール
Windows インストーラ、PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.exe
をインストールするには、使用許諾契約に同意する必要があります。
インストールには管理者特権が必要です。
DashO ホーム(既定):
C:\Program Files\PreEmptive Protection DashO X.y\app
メモ: Gradle ビルド スクリプトでこのパスを指定するときは、スラッシュ(/)を使用してください。
C:/Program Files/PreEmptive Protection DashO X.y/app
インストーラーはアンインストーラーも Windows に登録するので、古いインストレーションを簡単に削除することができます。
実行
DashO を起動するには、スタート メニューまたはスタート画面で PreEmptive Protection DashO X.y
を検索します。
これにより dashogui.bat
スクリプトが実行され、DashO ユーザー インターフェイスが起動します。
DASHO_JAVA_HOME
を設定することにより、DashO を特定の JVM で起動するよう構成することができます。
他のオプションも dashorc.bat
に設定できます。
詳細については、コマンド ライン インターフェイス ページを参照してください。
macOS (.pkg)
インストール
macOS インストーラ、PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.pkg
をインストールするには、使用許諾契約に同意する必要があります。
インストールには管理者特権が必要です。
インストーラーでは、インストール先のドライブは選択できますが、ディレクトリの変更はできません。
/Applications/PreEmptive Protection DashO X.y.app/Contents/Java
Finder で、インストールに含まれるすべてのファイルを確認するには、アプリケーション
に移動し、PreEmptive Protection DashO X.y
アプリケーションを 2 回クリックして、[パッケージの内容を表示]を選択します。
DashO の古いバージョンは、アプリケーション
から、対応するインストール ディレクトリを削除することでアンインストールできます。
実行
DashO を起動するには、Launchpad から PreEmptive Protection DashO X.y
をクリックします。
これにより、DashO ユーザー インターフェイスを起動する dashogui
スクリプトが実行されます。
DASHO_JAVA_HOME
を設定することにより、DashO を特定の JVM で起動するよう構成することができます。
他のオプションも dashorc
に設定できます。
詳細については、コマンド ライン インターフェイス ページを参照してください。
Linux/GNU (.deb, .rpm)
インストール
次のコマンドを使って、Debian パッケージ PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.deb
をシェルからインストールすることができます。
sudo dpkg -i ~/Downloads/PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.deb
RPM のパッケージ PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.rpm
は、yum
を使用してシェルからインストールすることができます。
sudo yum install ~/Downloads/PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.rpm
インストールには管理者特権が必要です。 使用許諾契約への同意を促す通知はありませんが、ソフトウェアを使用することによって使用許諾契約に同意したものとみなされます。
/opt/PreEmptive_Protection_DashO_X_y/app
アンインストール
Debianでは、次のコマンドを使用して DashO の古いバージョンを削除できます。
dpkg --get-selections '*dasho*' # DashO パッケージのリスト
sudo dpkg -P <name-of-package-to-remove>
RPM ベースのシステムでは、yum
を使用して DashO の古いバージョンを削除できます。
yum list installed | grep dasho # DashO パッケージのリスト
sudo yum erase <name-of-package-to-remove>
実行
DashO を起動するには、アプリケーションの一覧から PreEmptive Protection DashO X.y
を検索します(正確な手順はデスクトップ環境(Gnome など)によって異なります)。
アイコンまたはメニュー項目を選択すると、dashogui
スクリプトが実行され、DashO ユーザー インターフェイスが起動します。
DASHO_JAVA_HOME
を設定することにより、DashO を特定の JVM で起動するよう構成することができます。
他のオプションも dashorc
に設定できます。
詳細については、コマンド ライン インターフェイス ページを参照してください。
アーカイブ (.zip, .tar.gz) から
インストール
使用許諾契約への同意を促す通知はありませんが、ソフトウェアを使用することによって使用許諾契約に同意したものとみなされます。
両方のアーカイブ内で、すべてのファイルは PreEmptive Protection DashO X.y
という名前のディレクトリに含まれています。
通常、アーカイブを展開すると、ファイルは同じ名前のディレクトリに配置されます。
これが DashO ホーム ディレクトリです。
DashO ホーム(既定):
/path-where-archive-was-extracted/PreEmptive Protection DashO X.y
Zip パッケージ(.zip
)
任意の Zip ユーティリティを使用して PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.zip
アーカイブを展開します。
Gzipped Tar(.tar.gz
)
任意のユーティリティを使用するか、または次のコマンドを実行して、PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.tar.gz
アーカイブを展開します。
tar xzvf ~/Downloads/PreEmptive_Protection_DashO_X.y.z.tar.gz
# x - extract, z - gzipped, v - verbose, f - from file
メモ: システム構成やアーカイブの抽出方法によっては、スクリプト(またはディレクトリ)を直接実行するために、そのファイル権限を変更する必要があるかもしれません。
実行
DashO を起動するには、Windows の場合は dashogui.bat
スクリプト、または他のプラットフォームの場合は dashogui
スクリプトを実行します。
これらのスクリプトによって、DashO ユーザー インターフェイスが起動します。
dashorc
または環境に変数 DASHO_JAVA_HOME
を設定することにより、DashO を特定の JVM で起動するよう構成することができます。
この変数の値は、目的の Java インストールのパスにする必要があります。Windows の場合は C:\Program Files\AdoptOpenJDK\jdk-11.x.y
、macOS の場合は /Library/Java/JavaVirtualMachines/adoptopenjdk-11.jdk/Contents/Home
、Linux/GNU の場合は /usr/java/jdk-11.x.y
です。
他のオプションも dashorc
に設定できます。
詳細については、コマンド ライン インターフェイス ページを参照してください。
DashO ホーム
DashOPro.jar
を含むディレクトリを DashO ホームとして定義します。
このディレクトリには、ほかにも Java 用の DashO Gradle プラグイン、スクリプト、ユーティリティ、外部ツール、およびドキュメントなどのコンポーネントも含まれています。
Android 用の DashO Gradle プラグイン、Java 用の DashO Gradle プラグインのいずれか、または外部ビルド ツールが DashO を呼び出すときには、適切な DashO ホームを特定できるようにする必要があります。
Android 用の DashO Gradle プラグインは、DashO ホームの標準インストール先を検索します。
Android 用の DashO Gradle プラグインを標準のインストール先以外の場所で使用している場合、Java 用の DashO Gradle プラグインのいずれかを使用している場合、または外部ビルド ツールを使用している場合は、DashO ホームを明示的に構成する必要があります。
DashO がインストールされているディレクトリをインストール ディレクトリと呼びます。
アーカイブのいずれかで DashO をインストールすると、DashO ホームがインストール ディレクトリになります。
インストーラーのいずれかを使用して DashO をインストールすると、DashO ホームはインストール ディレクトリ(app
(Windows および Linux / GNU)または Contents/Java
(macOS))の下にネストされます。
PreEmptive Protection DashO のアクティブ化
初めて製品を使用するときは、アクティブ化の手続きをガイドするアクティブ化ダイアログが表示されます。
メモ: PreEmptive Solutions サポート部門には、弊社 Web サイトから連絡できます。
About
ダイアログには、マスクされたライセンス キー、DashO のバージョン、および JVM のバージョンが表示されます。
プロキシの構成
インターネット アクセスにプロキシの使用が必要な環境で DashO を使用する場合は、アクティブ化を行う前にプロキシ設定を構成する必要があります。
カスタマー フィードバックのオプション
DashO は、アプリケーション利用状況を報告するシステムを使用しています。 このデータは、新機能および既存の機能を開発するために役立っています。 収集されるのは高レベルな利用状況データのみで、構成の詳細は収集されません。
フィードバック オプションの変更方法
構成エディターを使用
このフィードバック オプションは、DashO GUI の[Help]>[Customer Feedback Options](カスタマー フィードバックのオプション)メニューからいつでも変更することができます。 この値はユーザー設定に保存および反映されます。
フィードバック オプションがユーザー設定で指定されていない場合、既定ではオプトインされます。
環境変数を使用
環境変数 PREEMPTIVE_TELEMETRY_OPT_OUT
に true
または false
をセットすることでフィードバック設定が可能です。
フィードバック設定が構成エディター GUI と環境変数の両方で指定されていた場合は、環境変数の設定に従います、
フィードバック オプションが PREEMPTIVE_TELEMETRY_OPT_OUT
環境変数とユーザー設定のどちらにも指定されていない場合、既定ではオプトインされます。